法人を起こして太陽光と風力に挑戦

横浜在住の40歳代サラリーマン アラフォーにして初めて起業と投資に挑戦

何か怪しい40円物件

業者から提案を受けたFIT40円の物件。
概要は以下の通り。


FIT単価:40円
容量:76.16kW
年間発電量予測:約88,000kWh
年間売電収入予測:約352万円
土地:売買 150万


金利2%以下で融資を受けれれば充分な手残りを出せそうな魅力的な物件である。
詳細の資料を取り寄せたところ、気になる点が2点ある。


①現在造成工事中で連携は12月予定。
 契約時に50%の支払いが必要。


➁資料中に経済産業省発行の「設備認定通知書」のコピーが入っていた。
 所在地住所、認定日、設備IDなどの記載があるものの、なぜか申込者・設置者の欄が
 空欄(消してある)



まず連携が先過ぎる。更には手付金50%ということで完工リスクが高すぎる。50%という比率も高くないか?1基目の業者との契約の際は連携時に一括であった。この手付金の比率が高い会社は資金繰りが厳しいのではないか?と勘ぐってしまう。


それにも増して、認定書の会社名がなぜか消してあるのがどうにも引っかかる。
消す必要ないよね??



そこで設備IDは記載があったので経済産業省のHPより登録IDを検索してみた。
https://www.fit-portal.go.jp/PublicInfo
会社に内緒で運用しているのに勝手に所有者を公表されて、なんて迷惑な!と感じていたこのサイトであるがこんな使い道があったとは(笑)
該当物件所在地は分かっているのでその県の一覧表Excelをダウンロード。


例えばこれ、北海道の例
設備ID、事業者名、代表者名、出力容量、住所 などが一覧になって公表されている。


早速該当の設備IDで検索。
と、


むむむ??
商談中の販売会社とは違う社名で登録されている。だから消してたのか・・・。


さらに、
その会社名をググってみる。社名をイニシャルで書くと「SGH」
と、出るわ出るわきな臭い記事ばかり。
沖縄のリゾート購入したけど引き渡されず集団訴訟、社長は以前に詐欺で逮捕歴アリ、社員にも給与未払い etc.
完全にOUTである。


この販売会社が持っている物件がこのイニシャルSGHで登録されているのはどういうことなのだろうか?少しでも関りがあるのであれば即スルーである。IDを譲り受け名義変更手続き中ということなら、まあ。このあたりの疑問点を直球で質問中。


まあ、それにしても今出てくる40円・36円などのプレミアム物件は何かといわくつきな物件であると疑ってかかった方がよさそう。という教訓になった。


「36円」「40円」の太陽光発電案件は生きている!
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2017-09-30
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