法人を起こして太陽光と風力に挑戦

横浜在住の40歳代サラリーマン アラフォーにして初めて起業と投資に挑戦

風力発電を選んだ理由

1基目として小型風力発電を選定した理由。


1.偶然この土地を知っていた!
秋田県の海沿いの土地。営業の出張でなんども行ったことがあり、目の前の道路を何度も車で走っている。もちろん風の強さも体感しており「この場所なら!」と心から成功を確信することができた。
決断においてこれが一番大きかった。


2.太陽はこの先20年ずっと僕らを照らしてくれるのか?!
安っぽい歌詞のようになってしまったがそういうこと。
なんどか訪れた中国の空を見たせいか漠然とした不安を抱いている。気候の変動も心配である。近年の頻発するゲリラ豪雨や夏の異常ともいえる暑さなど日本の気候は変わってきていると感じる。それでも風は吹くだろう~♪ と。


3.限られた融資の枠をどう使うか
20年固定買取という最大のリスクヘッジがあるのだから、それ以外の多少のリスクは取ろうと。
融資に上限の枠があるのであれば少しでも利回りが高い案件、20年のトータル手残りが大きい案件を選択しよう
という判断。



■各シミュレーションによる年間平均風速は以下の通り
NEDO:7.7m/s
環境省の風況データ:5.6m/s
MASCOT:6.32m/s


この中で最も信用できるのがMASCOTによるデータ。理由は地形の考慮である。
これが私が選んだ物件の風車が立つ位置を日本海側から見た様子(by Google Earth)


海岸線からの距離:約220m
海抜:約33m
海から15%程度の緩やかな勾配になっており、遮るものは何もない。風裏にも何もなく風抜けも抜群である。


MASCOTでは、50m×50mというメッシュの細かさ、風車であるCF20 JAPANのハブ高さ=20mの考慮、地表粗さ、複雑地形による乱気流の影響までも考慮して算出されるもので有償ソフト(60万~)という価値に見合う信頼性の高いデータであるといえる。
対するNEDOは500mメッシュでありピンポイントで自分の物件の風況は分からない。また地上高30mのデータであり小型風力発電用風車のハブ高さとは大きく異なる。当然NEDOを元にシミュレーションすると実際より値が高く出てしまう。


私の場合、偶然知っている土地であったのでデータを見るまでもなく「イケる」という感触があったが、物件の選定においてはMASCOTで算出されたシミュレーションであるという点は押さえておきたい。またGoogle Earthという便利なツールを使えば自分でも周辺の起伏がイメージできるので是非お勧めしたい。



販売会社から物件の座標を教えてもらえば商談のその場でGoogle Earthで確認することもできるだろう。またその際上のような『風配図』と呼ばれるグラフを見せてもらい、最頻風向の方角の風の抜けが良さそうかを確認するのである。業者は嫌がる行為かもしれないが数千万の買い物である、遠慮せず確認し、必要であれば説明を求めよう。ここまですれば業者としても「口先で丸め込める”カモ”」と見ず、真面目に対応してくれるであろう。